修一の後輩が、原因不明の昏睡に陥った。霊的なものの仕業ではと判断した修一に依頼され、竜憲と大輔は入院先の病院へ向かう。そこで竜憲の視たものは、医学的には生存しているが魂は完全に抜けた“魂死体”だった。原因がまったくわからず戸惑う竜憲は、ある日、意外なものを手に入れる。それは、素戔嗚(すさのお)が大輔の血で作った血玉のブレスレットだった。これは、素戔嗚からの警告なのか――!?竜憲と大輔の胸に、不吉な予感がはしる!!
序章 第一章 眠る男 第二章 餓えた鬼 第三章 人を渡る怨霊 第四章 傍観者 第五章 日に背く者 終章 あとがき
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