ある日、馴染みの客から大道寺家に、花嫁行列の芥子(けし)人形が持ちこまれた。特に問題が起こったわけではないが、気になる夢を見たので調べて浄化してほしいという。男を嫌うらしい人形に因縁を感じた竜憲(りょうけん)と大輔は、それを裏山の倉に納めて調査を開始。 するとその晩二人は、自分たちが扮する花嫁と花婿が殺される幻を、同時に目撃した。事は思った以上に差し迫っている――。竜憲たちはさっそく、依頼人を訪ねるが!?
序章 第一章 芥子人形 第二章 人形の夢 第三章 奇妙な死体 第四章 消えた少女 第五章 泣き叫ぶ子供 終章 あとがき
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