竜憲の、大輔の想いは何処へ！？ いにしえの神々を巡る闘い、いよいよクライマックス！ 自分の持つ癒しの力が敵対する弓削に利用されていることを悟った竜憲は、折よく訪ねてきた嘉神（かがみ）や蠱（こ）たちと共に、行方不明になった大輔の捜索をはじめる。やがて探し当てたのは母・真紀子から竜憲へと託された藤の花の手紙。そこから、弓削の異様な思惑を知った竜憲は、久方ぶりに怒りの感情を覚えた。月読（つくよみ）として…

目覚めた竜憲（りょうけん）、消えた素戔嗚（すさのお）！！ 月読（つくよみ）として覚醒した修一に助けられた大輔。そして竜憲は？ 修一が、月読の窓として覚醒した。素戔嗚の兄でもある月読は、大輔と大樹を大道寺家から、マンションの一室へ持ち帰る。目覚めた大輔は、竜憲が長い眠りから戻ってきたことを知る。が、竜憲に性的な衝動を感じたことを修一に詰（なじ）られ、素戔嗚が自分から消えたことに気づく。男神（おがみ）…

弓削（ゆげ）との死闘の行方は！？ 大好評！「姉崎探偵事務所」シリーズ第16弾！ 姿を変えて大道寺の屋敷に潜入した大輔は、かつて竜憲の部屋だった座敷牢で大樹と対面する。藤の枝が作った結界の中で、人間を餌に生かされている大樹。芳明と弓削のやり口に怒りを覚えた大輔は、結界を維持するために利用されている真紀子を助けるべく、力を放出し、ひとり闘うことに。一方、修一は、自分の力が必要だという嘉神（かがみ）から…

夢と現実の境界線は！？ 本なしで眠ってしまった大海（ひろみ）。だが思いもよらぬ原因が！！ 本がないと眠れないという特異体質の大海は、古書店『恵土和堂（えどわどう）』でアルバイトをしながら、店主の金髪碧眼の青年、征覇（セイハ）と同居している。ある日、ミニチュアの本棚を象（かたど）った小物入れを骨董市で大海のために買ってきた征覇。恐ろしく怖い、征覇の母親が来るので、慰謝料の前渡しだと言う。だが、その小…

大道寺から真紀子を救う方法は！？ 竜憲の母を救出するために大輔と修一が動き出す！！ 大道寺の新当主・芳明が律泉（りつせん）の子・大樹を監禁するための結界は、竜憲の母・真紀子の能力だった。真紀子までも捨て駒のように扱う芳明に憤りを覚えた大輔は、真紀子を助け出そうと心に決める。強力な結界の内に潜り込むため大輔と修一が考えたのは古参の弟子・溝口を味方にする作戦。蠱物師（まじものし）の嘉神（かがみ）、眠り…

桜舞う夢が誘（いざな）う真実とは！？ 大海（ひろみ）は、カメラに残る思いを見るために預かるが、眠れない。だが、ある本に因縁を感じた大海は、征覇（セイハ）との約束を破り……。 大海は、持ち主の想いを宿した本がないと眠れないという特異体質。危険な夢に引きずり込まれることもしばしばあり、征覇の心配は尽きない。そんなある日、カメラマンの夏見から、「見てもらいたい」と、カメラを預かる大海だが、そこからは何も…

肉体と魂を喰われた者の行く末は！？ 快調！「姉崎探偵事務所」シリーズ第14弾！ 久方ぶりに霊能者を必要とする依頼が舞い込んだ。それは、消えた守護霊を探してほしい、という如何にも胡散臭げなものだった。竜憲不在の心許なさを補うため、鴻（おおとり）に弟子入りした金井浩子を伴い、依頼人の百瀬宅を訪れた大輔は、その男の魂の一部が喰われていることに気付く。そして、金井を通じて全てを鴻に委ねることにした大輔。し…

夢の中で大海（ひろみ）に迫る危険とは！？ ＜恵土和堂（えどわどう）＞に持ち込まれた美しい図案集。そこに残された思いを確かめようと眠りに落ちた大海は……。 ある日、「恵土和堂」に図案集が持ち込まれた。本に残された持ち主の思いを夢で感じとる大海は、図案集の美しさに惹かれ、夢の中へ。そこには、色とりどりの布が氾濫し、現実では味わえない光景が……。しかし、やがてその布が大海に襲いかかる！海童家（かいどうけ…

現国魂（うつしくにたま）の出現に、大輔と修一は！？ 竜憲（りょうけん）不在のマンションに匿（かくま）われる意識不明の鴻（おおとり）。再び現れた現国魂は、大輔と修一に道を示すのか！？ 意識を失った鴻を部屋に匿う大輔と修一のもとに、新たな依頼が舞い込んできた。行方不明になった友人が商店街に聳（そび）える欅（けやき）の下に時折現れるのだ、と女は言う。大輔を伴い現場へと向かう修一。しかし、修一のみならず大…

大海が見た、せつない夢の真相は！？ 不思議な夢を見てから、まるで孝志（たかし）に恋したかのような大海（ひろみ）に、＜恵土和堂（えどわどう）＞の店主・征覇（セイハ）は、気が気でなく……。 神子島大海（かごしまひろみ）は、古書店「恵土和堂」の本に囲まれると悩み続けた不眠症が、なぜか解消されてしまった！そこで、店主である征覇の世話係ということで始めた同居も順調なある日――。本に残る、かつての持ち主の想い…