講談社創業100周年記念書き下ろし
150年前に全英オープンが初めて開催されたプレストウィック、ゴルフの総本山R&Aのある“聖地”セントアンドリュースのオールドコース、「世界で最も難しい」とされるカーヌスティ、ヨーロッパ随一のホテルにあるターンベリー・アイルサコース……「ゴルフの故郷」スコットランドのリンクスコースを訪ね、その魅力と本質に迫る写真エッセイ。
ヤング・トム・モリス、ジョン・アップダイク、ボビー・ジョーンズ、ジーン・サラゼン、城山三郎、ジョン・ロウなど、ゴルフを愛した人々のエピソードも満載。
“ゴルフよ、この厄介なものにさえ出逢わなければ、私はもう少し謙虚で、慈愛にあふれた人生を得られたかもしれない。執事よ、私の柩の中に愛用のクラブたちとボールを入れるのを忘れないでくれ。天国で私の友だちやライバルが私の到着を待ちかまえているはずだから……”この遺言は400年前のスコットランドの、とある小領地の貴族が残したものである。――<「はじめに」より>
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