内容紹介
ノーベル賞から5年、大江健三郎、小説復帰の大作。
いったん「神」と信者たちをコケにした、棄教者のリーダーが戻ってきた。脇腹に「聖痕」をきざんで。待ち受ける急進派は、「悔い改め」を社会にもとめる構想をたもち、祈り続けてきた女たちは、集団での昇天を意図する。教会は、再建されうるのか?
「世紀末の闇の深さ、希求する若い魂の激しさ。それをリアルに、明快に書くことをねがった」──作者
製品情報
製品名 | 宙返り(上) |
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著者名 | 著:大江 健三郎 |
発売日 | 1999年06月10日 |
価格 | 定価:2,420円(本体2,200円) |
ISBN | 978-4-06-209736-9 |
判型 | 四六変型 |
ページ数 | 454ページ |