内容紹介
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目次
- 序
- 1.聖武天皇の仏教尊信
- 2.著者景戒と仏教説話
- 第1 己が高徳を恃み、賤形の沙弥を刑ちて、以て現に悪死を得し縁
- 第2 烏の邪淫を見て世を厭ひ、善を修せし縁
- 第3 悪逆の子の、妻を愛みて母を殺さむと謀り、現報に悪死を被りし縁
- 第4 力ある女の、力くらべを試みし縁
- 第5 漢神(からたみ)の祟りに依り牛を殺して祭り、又放生の善を修して、以て現に善悪の報を得し縁
- 1.富者、漢神の祟りにあふ
- 2.富者、閻羅(えんら)王の王宮に往還す
- 3.那天堂縁起
- 第6 誠心を至して法華経を写し奉り、験有りて異しき事を示しし縁
- 第7 智者の変化の聖人を誹り妬みて、現に閻羅の闕(みかど)に至り、地獄の苦を受けし縁
- 1.僧智光、行基菩薩を憎む
- 2.僧智光、地獄の責苦にあふ
- 3.僧智光、行基菩薩に前非を悔いる
- 第8 蟹と蝦(かえる)との命を贖(あか)ひて放生し、現報を得し縁
- 第9 己に寺を作りて、其の寺の物を用ゐ、牛と作りて役はれし縁
- 第10 常に鳥の卵(かひご)を煮て食ひ、以て現に悪死の報を得し縁
- 第11 僧を罵むと邪婬するとにより、悪病を得て死にし縁
- 第12 蟹と蝦との命を贖ひて放生し、現報に蟹に助けらえし縁
- 第13 愛欲を生じて吉祥天女の像に恋ひ、感応して奇しき表を示しし縁
- 第14 窮れる女王の吉祥天女の像に帰敬して、現報を得し縁
- 第15 法華経を写し奉りて供養することに因り、母の女牛と作りし因を顕しし縁
- 第16 布施せぬと放生するとに依りて、現に善悪の報を得し縁
- 1.富者、貧しき老爺・老婆を恵む
- 2.富者、冥界より還る
- 第17 観音の銅像と鷺の形と、奇しき表を示しし縁
- 第18 法花経を読む僧を呰りて、現に口ゆがみて、悪死の法を得し縁
- 第19 心経を憶持せし女の現に閻羅王の闕に至り、奇して表を示しし縁
- 第20 悪夢に依りて、誠の心を至して経を誦ぜしめ、奇しき表を示して、命を全くすること得し縁
- 第21 摂の神王のこむらの光を放ち、奇しき表を示して現報を得し縁
- 第22 仏の銅像の盗人に捕られて、霊しき表を示
製品情報
製品名 | 日本霊異記(中) 全訳注 |
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著者名 | その他:中田 祝夫 |
発売日 | 1979年04月06日 |
価格 | 定価:1,353円(本体1,230円) |
ISBN | 978-4-06-158336-8 |
通巻番号 | 336 |
判型 | A6 |
ページ数 | 279ページ |
シリーズ | 講談社学術文庫 |