数学の考え方

講談社現代新書
スウガクノカンガエカタ
数学の考え方
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

内容紹介

数学には、私たち人類の長いあいだの貴重な経験が集積されている。数学の歴史を、細かい計算や技巧の歴史としてではなく、考え方の歴史、思想の歴史としてふり返るとき、人間の豊かな知恵の結晶した新しい数学の世界が開けてくる。本書は、数学の歴史の転回期に現われたいろいろな考え方を具体的に紹介し、現代数学の思想を興味深く解明する。

ターレスの発見――有名な「二等辺三角形の両底角は相等しい」という定理。これはターレスが発見し、その証明をあたえたものです。ターレスは、三角形ABCと、それを裏返した三角形ABCとを重ね合わせることを試みます。角Aは裏返した角Aに重なります。また、ABとACは同じ長さですから、ABとACは重なります。同じようにACとABも重なります。したがって、角Bは角Cに重なり、角Cは角Bに重なります。これで、二等辺三角形の両底角は相等しい、ということが証明されたわけです。なんだあたりまえではないか、という印象をもたれたかもしれません。事実、あたりまえのことなのですが、そのあたりまえのことの正しいことを証明し、それを応用した点にターレスの功績があります。――本書より

目次

  • ●歴史が始まるまえの数学
  • ●バビロニアの数学
  • ●0の発見
  • ●アポロニウス
  • ●17世紀の数学
  • ●解析幾何学
  • ●トポロジー〈一筆がきと多面体〉
  • ●並び方の集合
  • ●確率論の歴史

製品情報

製品名 数学の考え方
著者名 著:矢野 健太郎
発売日 1964年08月16日
価格 定価:814円(本体740円)
ISBN 978-4-06-115415-5
通巻番号 15
判型 新書
ページ数 278ページ
シリーズ 講談社現代新書

書店在庫を見る