「日本」 国号の由来と歴史

講談社学術文庫
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  • 電子あり
「日本」 国号の由来と歴史
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内容紹介

日本、日本人、日本語、日本文学等々、わたしたちは、当たり前のように「日本」といい、自分たちをあらわす国の名(国号)として、何ら疑わずにいる。しかし、その名がどういう意味をもつかということについて、共通の認識をもっているであろうか。小学校や中学校で、「日本」という名の意味を教えられた(あるいは、いま教えられている)だろうか。

国歌・国旗については制度化されており、国号が「日本国」であることはたしかだが、その名の意味に関しては、あいまいなのである。これは、明治以来、国定教科書においても、「国体」が強調された昭和戦前期においても、なんら変わりはない。

その答えは、「日本」の名がどのようにして生まれ、どのような歴史をたどってきたかを見渡すことでしか、見つけられない。

本書は、そうした国号「日本」の来歴について、その登場から近代に至るまでを、ていねいに、厳密に、かんがえようとしたものである。

目次

  • 第一章 「日本」の登場
  •     「倭」から「日本」へ/「日本天皇」と「日本」
  • 第二章 古代帝国における「日本」
  •     『日本書紀』における「日本」/「日本」があらわれない『古事記』
  • 第三章 古代中国における「倭」と「日本」
  •      「倭」の意味
  • 第四章 『日本書紀』講書のなかの「日本」
  •      『日本書紀』講書と「私記」/「日出づる処の天子」
  • 第五章 「日本」と「やまと」
  • 第六章 「日本」の変奏
  •      『釈日本紀』の立場/大日如来の本国「大日/本国」
  • 第七章 「東海姫氏国」ほか
  •       さまざまな呼称
  • 第八章 近代における「日本」
  •       宣長をめぐって/国定教科書のなかの「日本」
  •      
  • 補論 新出資料「祢軍墓誌」について

製品情報

製品名 「日本」 国号の由来と歴史
著者名 著:神野志隆光
発売日 2016年10月11日
価格 定価 : 本体880円(税別)
ISBN 978-4-06-292392-7
判型 A6
ページ数 248ページ
電子版製品名 「日本」 国号の由来と歴史
シリーズ 講談社学術文庫
初出 本書の原本『「日本」とは何か』は、2005年、小社より刊行されました。今回、文庫化にあたり、加筆して補訂し、新たに補論を収載しました。

著者紹介

著:神野志隆光(コウノシタカミツ)

1946年生まれ。和歌山県出身。1974年、東京大学大学院博士課程中退。東京大学教授、明治大学特任教授などを歴任。現在、東京大学名誉教授。専攻は、日本古代文学。主な著書に、『古事記の達成』『変奏する日本書紀』『万葉集をどう読むか』(以上、東京大学出版会)、『古事記と日本書紀』『複数の「古代」』「本居宣長「古事記伝」を読む(全4巻)』(以上、講談社)など、多数。

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