言語起源論の系譜

ゲンゴキゲンロンノケイフ
  • 電子あり
言語起源論の系譜
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

内容紹介

古代ギリシアですでに問われ、その後二千年以上にわたってヨーロッパを呪縛することになる問い――言語の起源は自然か人為か。
神の言語ヘブライ語を起源とする神学的考えが支配する長い時代が過ぎ、俗語賞揚の時代になると、それぞれの言語はそれぞれの民族の正統性を保証するものとなってゆく。「起源の言語」への要請が生んだ国民言語のバベル的乱立状況、その克服を目指す人為的普遍言語の企て。こうして人間が作る言葉は新たな「自然」を創出する。
近代を迎えたとき「起源の言語」は「言語の起源」へと方向を転換しながら、「人間とは」、「理性」「一般意志」の働きとは、「社会や国家の存在を保証するもの」とは何か、という問いへと照準し直されてゆく。
本書は、存在すらしないはずの「生成の瞬間」を求めて無数の者たちが展開した言説の流れを追い、ヨーロッパ思想史の特異性をあぶりだす。

目次

  • 序章 人類最初の言語を聞く
  • 第1章 「神」が言語を与える――聖書の時代:中世から十五世紀まで
  • 第2章 複数のアダムたち――国民言語勃興の時代:十六世紀から十七世紀へ
  • 第3章 人間が言語を作る――「自然創出」の時代:十七世紀
  • 第4章 起源を証明する――「社会契約」の時代:十七世紀から十八世紀へ
  • 第5章 起源をめぐる闘争――乱立する言語起源論の時代:十八世紀
  • 第6章 起源を復元する――言語学の時代:十八世紀から十九世紀へ
  • 終章 「起源の言語」を語る天使たち

製品情報

製品名 言語起源論の系譜
著者名 著:互 盛央
発売日 2014年05月22日
価格 定価 : 本体2,300円(税別)
ISBN 978-4-06-218975-0
判型 四六変型
ページ数 432ページ
電子版製品名 言語起源論の系譜

オンライン書店で見る