「火の山 山猿記」既刊・関連作品一覧
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火の山を仰ぎ見つつ、光につつまれ野を駆けた日々。20XX年、パリで見つかった日本語のノートには、いったい何が託されていたのか。
維新の前夜から新しい世紀まで夢と記憶が交錯する、傑作長篇小説。
勇平。
パトリス。
どうか、今は2歳のあなたの命が守られつづけますように!あなたの存在が押しつぶされるような、悪いことが、この地球上に起こりませんように!
たとえ、フランスや日本という国が消え失せたとしても、この海、この陸地、この植物、この動物が、あなたのまわりにひろがりつづけ、あなたに喜びを与えつづけていてくれますように!――(本文より)
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