「社会」の底には何があるか 底の抜けた国で〈私〉を生きるために

講談社選書メチエ
シャカイノソコニハナニガアルカソコノヌケタクニデワタシヲイキルタメニ
  • 電子あり
「社会」の底には何があるか 底の抜けた国で〈私〉を生きるために
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内容紹介

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目次

はじめに

序 章 分解する日本社会

第1章 社会の誕生、人間の誕生、社会学の誕生
一 トクヴィル──民主主義(デモクラシー)と人民(プープル)
二 デュルケーム──社会学の創造
三 ベルクソン──社会的事実の基底
四 永井荷風──日本「社会」の不在

第2章 社会的生の規範性と社会学の基底

第3章 社会を成す=為す個人──デュルケーム道徳教育論
一 道徳性の第一、第二要素──規律の精神と社会集団への愛着
二 道徳性の第三要素──意志の自律性
三 意 志──生たる社会

第4章 合意に依らない民主主義(デモクラシー)
一 トクヴィル民主主義(デモクラシー)論の基底
二 ベルクソンの民主主義(デモクラシー)論
三 民主主義(デモクラシー)の根底

第5章 社会の根底
一 生という事実
二 賭けの網
三 生という絶対所与
四 社会と社会学の現実性=実在性(リアリティ)
五 民主社会(ソシエテ・デモクラティーク)を生きるということ──平等と自由、意志の自律と多様性

終 章 現代日本を生きるということ

おわりに

参考文献
あとがき

製品情報

製品名 「社会」の底には何があるか 底の抜けた国で〈私〉を生きるために
著者名 著:菊谷 和宏
発売日 2024年08月08日
価格 定価:1,760円(本体1,600円)
ISBN 978-4-06-536362-1
通巻番号 812
判型 四六
ページ数 184ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:菊谷 和宏(キクタニ カズヒロ)

1969年、愛知県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。和歌山大学教授を経て、現在、一橋大学大学院社会学研究科教授。専門は、社会学・社会学史・社会理論・社会思想史。
主な著書に、『トクヴィルとデュルケーム』(東信堂。日本社会学史学会奨励賞)、『「社会」の誕生』、『「社会(コンヴィヴィアリテ)」のない国、日本』(以上、講談社選書メチエ)ほか。
主な訳書に、エミール・デュルケーム『社会学的方法の規準』(講談社学術文庫)ほか。

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