植物の謎 60のQ&Aから見える、強くて緻密な生きざま

ブルーバックス
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植物の謎 60のQ&Aから見える、強くて緻密な生きざま
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内容紹介

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目次

第1章 食べられる植物  味、色、実のなり方に隠されたナゾ
果物は冷やすと甘くなるのか/なぜイチゴは寒い時期のほうが甘いのか/ダイコンの辛さが場所によって違うのはなぜか/レタスの切り口がピンクになるのはなぜか ほか

第2章 花  きれいな花に隠された植物の生きざま
イネの花はなぜ穂の上から下へと順番に咲くのか/東北や北海道でウメとサクラがほぼ同時期に咲くのはなぜか ほか

第3章 葉  色、形、数にはワケがある
葉の縁のギザギザにはどのような役割があるのか/植物の表面は水もガスも通さないはずなのにどのようにして養分を通すのか/単子葉類の1枚しかない子葉の役割は何か ほか
第4章 色  植物の多様な色とその変化の不思議
紅葉した葉が春には緑色に戻る植物があるのはなぜか/タンポポの茎が黄緑色から赤紫色へと変化するのはなぜか/花の色は多様なのにタネは黒や茶色が多いのはなぜか ほか

第5章 細胞と代謝  細胞壁や光合成 ―― 植物ならではの生命の仕組みとは
植物細胞に寿命はあるのか/植物細胞の細胞分裂時に液胞の内容物が漏れることはないのか/植物は根からも二酸化炭素を吸収しているのか ほか

第6章 植物ホルモン 植物のふるまいを司るシグナルの秘密
気温が下がると落葉を促す植物ホルモンが分泌されるのはなぜか/植物ホルモンにはそれぞれ成長に作用するための最適な濃度があるのか ほか
 
第7章 動き・成長  ダイナミックな動きや学習まで! 植物の力にまつわるナゾ
タンポポは花が咲き終わった後に種子ができるまで横に倒れているのはどうしてか/ヤブツルアズキの実がねじれてマメを飛ばすのはどのような仕組みか ほか

第8章 コミュニケーション  他の生物をも操っているかもしれない、多様な戦略
異なる科で似た香りをもつ花は香りを真似して昆虫の訪花を狙っているのか/寄生植物の宿主がほぼ決まっているのはなぜか ほか

第9章 環境  あらゆる環境で生き残れる巧みなメカニズム
地球から木がなくなるとどうなるのか/植物は細菌やウイルスに対する防衛策をもっているのか/外来種の中に野生化するものとしないものがあるのはなぜか ほか

第10章 自由研究  身近な植物の素朴なナゾ
オジギソウの葉が刺激を受けて閉じてから再び開くのに時間がかかるのはなぜか/サボテンはなぜ乾燥した地域で生きていけるのか/赤い花のホウセンカのタネから白い斑点の入った花が咲いたのはなぜか ほか

製品情報

製品名 植物の謎 60のQ&Aから見える、強くて緻密な生きざま
著者名 編:日本植物生理学会
発売日 2024年03月21日
価格 定価:1,100円(本体1,000円)
ISBN 978-4-06-534838-3
通巻番号 2257
判型 新書
ページ数 240ページ
シリーズ ブルーバックス
初出 本書は日本植物生理学会ホームページ(https://jspp.org/)に寄せられた質問とその回答をもとに編集したものです。2007年刊行の『これでナットク! 植物の謎』および2013年刊行の『これでナットク! 植物の謎 Part2』の内容も一部抜粋、改訂のうえ盛り込みました。

著者紹介

編:日本植物生理学会(ニホンショクブツセイリガッカイ)

日本植物生理学会:にほんしょくぶつせいりがっかい
植物の成長、働き、形を研究する「植物生理学」の分野で、理学、農学、薬学など境界を超えた研究者の交流の場として一九五九年に設立された。植物生理学の基礎と応用の両面での研究の進展を図り、これに関連する知識の普及に努め、それによって学術、文化の発展に寄与することを目的としている。設立当初より発行している『Plant and Cell Physiology』は、植物科学分野の原著論文誌として高く評価されている。植物科学の啓蒙活動にも熱心に取り組んでおり、一般向けの単行本刊行や講演会の開催とともに、学会ホームページの『質問コーナー』で、一般からの質問を常時受け付けて、専門家が丁寧に答えている。
日本植物生理学会ホームページ:https://jspp.org/

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