密やかな結晶 新装版

講談社文庫
ヒソヤカナケッショウシンソウバン
  • 電子あり
密やかな結晶 新装版
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内容紹介

その島では多くのものが徐々に消滅していき、一緒に人々の心も衰弱していった。
鳥、香水、ラムネ、左足。記憶狩りによって、静かに消滅が進んでいく島で、わたしは小説家として言葉を紡いでいた。少しずつ空洞が増え、心が薄くなっていくことを意識しながらも、消滅を阻止する方法もなく、新しい日常に慣れていく日々。しかしある日、「小説」までもが消滅してしまった。
有機物であることの人間の哀しみを澄んだまなざしで見つめ、空無への願望を、美しく危険な情況の中で描く傑作長編。

製品情報

製品名 密やかな結晶 新装版
著者名 著:小川 洋子
発売日 2020年12月15日
価格 定価:902円(本体820円)
ISBN 978-4-06-521464-0
判型 A6
ページ数 448ページ
シリーズ 講談社文庫
初出 本書は、1999年8月に講談社文庫より刊行された『密やかな結晶』を改訂し文字を大きくしたものです。

著者紹介

著:小川 洋子(オガワ ヨウコ)

小川洋子(おがわようこ)…岡山市生まれ。早稲田大学文学部卒。1988年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。91年「妊娠カレンダー」で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞、同年『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花賞、06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、13年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に『猫を抱いて象と泳ぐ』『原稿零枚日記』『人質の朗読会』『最果てアーケード』『いつも彼らはどこかに』『琥珀のまたたき』などがある。海外での評価も高い。

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