内容紹介
日本各地には「霊山」と呼ばれる、信仰の対象になっている山が数多くあります。そしてその山を信仰の対象とする、仏教とも神道ともつかない独特の宗教体系が、それぞれの地域で発展してきました。その形態は世界の宗教史においても非常にユニークな位置を占めています。近年「山ガール」という新語まで誕生したように、日本人の山への愛着には非常に深いものがあります。しかしなぜ、日本人はこんなにも山が好きなのでしょうか、そのルーツはどこにあるのでしょうか? 本書は、日本人と山の「つきあい」の歴史をこれまでにない視点から辿る、ユニークな「山と人との宗教誌」です。
目次
- 序章
- 第一章 山の宗教の原像
- 第二章 山の宗教の変質
- 第三章 山の宗教と中世王権
- 第四章 山の宗教の裾野のひろがり
- 第五章 山の宗教の定着と近代化
- 終章
製品情報
製品名 | 日本人と山の宗教 |
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著者名 | 著:菊地 大樹 |
発売日 | 2020年07月15日 |
価格 | 定価 : 本体1,000円(税別) |
ISBN | 978-4-06-520620-1 |
通巻番号 | 2577 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 304ページ |
シリーズ | 講談社現代新書 |
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