2005年の大ブームから13年を経て、東京アースダイバーの完全版なる! 縄文、そして「海民」へと日本のルーツを遡り、地形の無意識、文化と自然の相互作用を探るアースダイビングは、見えない東京を私たちに教える。今回の増補改訂で隅田川と多摩川流域といった海民文化の要素が色濃く残る地域を追加しました。そして東京の中心地であり、アースダイバーの出立点である大宮八幡へと帰還する旅が完了する。
2005年、『アースダイバー』は、東京の風景が一変する散歩の革命を起こし大ベストセラーになりました。野生の東京を描く東京創世記でした。
その後、『大阪アースダイバー』(2012)『アースダイバー 東京の聖地』(2017)、『アースダイバー 神社編』(刊行準備中)と日本の歴史を書きかえる射程をもつ大きなプロジェクトになっています。
縄文、そして「海民」へと日本のルーツを遡り、地形の無意識、文化と自然の相互作用を探るアースダイビングは、見えない東京を私たちに教えてくれます。
今回の増補改訂で隅田川と多摩川流域といった海民文化の要素が色濃く残る地域を追加しました。
そして東京の中心地であり、アースダイバーの出立点である大宮八幡へと帰還します。
東京アースダイバーの決定版にして完結版!
【120ページ加筆】
【全24点アースダイビング・マップ付き】
【第9回桑原武夫学芸賞受賞】
[目次]
増補改訂 まえがき
プロローグ
第1章 ウォーミングアップ―東京鳥瞰
第2章 湿った土地と乾いた土地―新宿~四谷
第3章 死と森―渋谷~明治神宮
第4章 タナトスの塔 異文/東京タワー―東京タワー
第5章 湯と水―麻布~赤坂
間奏曲(1)―坂と崖下
第6章 大学・ファッション・墓地―三田、早稲田、青山
第7 職人の浮島―銀座~新橋
第8章 モダニズムから超モダニズムへ―浅草~上野~秋葉原
第9章 東京低地の神話学―下町
第10章 海民がつくった下町-隅田川
第11章 よみがえる南郊-多摩川
間奏曲(2) 森番の天皇―皇居
最終章 ムサシ野オデッセイ
あとがき
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