内容紹介
武士のお守り? 性生活の手引き? いいえ、ポルノグラフィーです。独身男(セリバ)たちが溢れた江戸は、遊郭が栄え、艶本(えほん)が数多板行され、男色も当たり前だった。枕絵、笑絵、危絵、美人画……。浮世絵の性化(エロテイサイズ)された画像を対象に、縦横無尽に議論する。春画を、「美術」ではなく、江戸の性の文脈で捉え直し、斬新な解釈を提示する。(解説・上野千鶴子)
美ではなく、欲望を、現実ではなく、幻想を描いたのが春画である
江戸人の思考と江戸時代の性(セクシュアリティ)を手掛かりに、春画を再解釈する
武士のお守り? 性生活の手引き? いいえ、ポルノグラフィーです。独身男(セリバ)たちが溢れた江戸は、遊郭が栄え、艶本(えほん)が数多板行され、男色も当たり前だった。枕絵、笑絵、危絵、美人画……。浮世絵の性化(エロテイサイズ)された画像を対象に、縦横無尽に議論する。春画を、「美術」ではなく、江戸の性の文脈で捉え直し、斬新な解釈を提示する。(解説・上野千鶴子)
目次
- 第1章 春画・セクシュアリティ・美人画
- 第2章 分節される身体
- 第3章 春画の中のシンボル
- 第4章 窃視の政治学
- 第5章 性と外界
製品情報
製品名 | 春画 片手で読む江戸の絵 |
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著者名 | 著:タイモン・スクリーチ 訳:高山 宏 |
発売日 | 2010年07月13日 |
価格 | 定価 : 本体1,050円(税別) |
ISBN | 978-4-06-292004-9 |
通巻番号 | 2004 |
判型 | A6 |
ページ数 | 320ページ |
シリーズ | 講談社学術文庫 |
初出 | 原本は、1998年4月に小社より刊行された。 |