思索の源泉としての鉄道

講談社現代新書
シサクノゲンセントシテノテツドウ
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思索の源泉としての鉄道
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内容紹介

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目次

  • 第1章 東日本大震災と鉄道
  • 東北新幹線という「権力」──東日本大震災から考える
  • 三陸鉄道北リアス線に乗る
  • 日本の鉄道史上未曾有の事態
  • リニアと名古屋
  • 第2章 天皇・皇居と鉄道
  • 御料車から見た近代天皇制
  • 神功皇后と駅名
  • 柿生、鶴川界隈雑感
  • 東京東部の乗合汽船と鉄道
  • 「地上」の復権と「東京東部」の復権──東京駅丸の内駅舎の復元に思う
  • 第3章 沿線文化の起源
  • 小林一三と「新茶道」
  • 堤康次郎という矛盾
  • 上田耕一郎と竹中労
  • 五島慶太と米国
  • 「愛線心」とはなにか──『東急電鉄のひみつ』を読む
  • 菊名から所沢まで乗ってみた
  • JR鶴見線ベニス化計画
  • 第4章 断たれた鉄路をゆく
  • 断たれた鉄路──常磐線はいま
  • 続・断たれた鉄路──旧高千穂鉄道はいま
  • 三十年ぶりの只見線
  • 第5章 鉄道をめぐる記憶と文学
  • 上京と富士山
  • JR新宿駅9・10番線は何を意味するか
  • 『海辺のカフカ』と鉄道
  • 一枚の切符が覚醒させる記憶
  • SLブームとは何だったのか
  • 原鉄道模型博物館を見学する
  • 駅名が文章になる
  • 第6章 乗客の横顔
  • 車中の時局談議
  • 神谷美恵子と長島愛生園
  • 多摩ニュータウン諏訪二丁目団地の住民Aのつぶやき
  • 四谷大塚中野校舎に通う小学六年生B子のつぶやき
  • 乗り鉄の大学生Cのつぶやき
  • 第7章 鉄道復興の軌跡
  • 吉浜から気仙沼まで乗ってみた
  • 「あまちゃん」と鉄道
  • 三陸沿岸を南下する
  • 第8章 海外の鉄道で考える
  • 日帰りでパリに行く
  • トンネルと政治意識
  • 香港鉄路東鉄線に乗る
  • ベトナム鉄道南北線に乗る
  • ポーランドのインターシティ
  • 第9章 よみがえる「つばめ」「はと」
  • よみがえる「つばめ」「はと」(上)
  • よみがえる「つばめ」「はと」(下)
  • あとがき

製品情報

製品名 思索の源泉としての鉄道
著者名 著:原 武史
発売日 2014年10月17日
価格 定価:880円(本体800円)
ISBN 978-4-06-288285-9
通巻番号 2285
判型 新書
ページ数 272ページ
シリーズ 講談社現代新書
初出 『本』2011年3月号~2014年7月号(「鉄道ひとつばなし」182回~222回までを収録)

著者紹介

著:原 武史(ハラ タケシ)

1962年、東京生まれ。明治学院大学教授。専攻は日本政治思想史。著書に『大正天皇』(毎日出版文化賞、朝日選書)、『「民都」大阪対「帝都」東京』(サントリー学芸賞、講談社選書メチエ)、『滝山コミューン一九七四』(講談社ノンフィクション賞、講談社文庫)、『昭和天皇』(司馬遼太郎賞、岩波新書)、『レッドアローとスターハウス』(新潮社)、『団地の空間政治学』(NHKブックス)、『知の訓練』(新潮新書)などがある。

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