歌舞伎 家と血と藝

講談社現代新書
カブキイエトチトゲイ
  • 電子あり
歌舞伎 家と血と藝
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

内容紹介

当代の役者はいかなる歴史を背負って舞台に立っているのか? 明治から現在まで、血と家と藝が密接にからみあう歌舞伎の世界には、波瀾万丈の人間ドラマがあった。歌舞伎座の頂点を目指す七大名家の興亡を描きつくした大著。歌舞伎を観るのが、もっと面白くなる! (講談社現代新書)


当代の役者はいかなる歴史を背負っているのか?

明治から現在まで、歌舞伎の世界には、
世襲と門閥が織りなす波瀾万丈のドラマがあった――。
歌舞伎を観るのがもっと楽しくなる本。

○市川團十郎家はなぜ特別なのか?
○松本幸四郎家は劇界の毛利三兄弟?
○中村勘三郎の死は何を意味するか?
○偶数系片岡仁左衛門の悲劇とは?
○栄華を極めた二人の中村歌右衛門の戦略とは?
○尾上菊五郎家の歴史は繰り返す?
○新しい歌舞伎座を担うのは誰か?

「二〇一三年四月二日、歌舞伎座新開場柿葺落の初日に出かけた。この日、いちばん盛り上がったのは、人間国宝や藝術院会員たちの重厚な演技ではなく、中村勘九郎の息子・七緒八が花道を歩いて出てきた時だった。セリフを言うわけでもなければ見得を切るわけでもない。ただ歩いて出てきただけだ。……それなのに、「中村屋」との掛け声と万雷の拍手――こういう光景は歌舞伎ならではのものだろう。こういう世界は、たしかに入りにくい。だが、入ってしまえば、ひとりの幼児の背後にいる何世代にもわたる歴史が見えて、それだけで面白い。」(あとがきより)

目次

  • 第一部 劇聖とその後継者たち 明治から大正
  •  第一話 歌舞伎史との並走――市川團十郎家その一
  •  第二話 養子と実子――尾上菊五郎家その一
  •  第三話 東西分裂と襲名争い――中村歌右衛門家その一
  •  第四話 兄弟の明暗――片岡仁左衛門家その一
  •  第五話 フランス系アメリカ人の子――市村羽左衛門家
  • 第二部 新興と凋落 大正から昭和戦前
  •  第六話 血統のない家――中村歌右衛門家その二
  •  第七話 歴史は繰り返す――尾上菊五郎家その二
  •  第八話 周縁からの出発――中村吉右衛門家その一
  •  第九話 劇界の毛利三兄弟――松本幸四郎家その一
  •  第十話 孤児たちの苦難――守田勘彌・坂東三津五郎家その一
  •  第十一話 大空位時代――市川團十郎家その二
  • 第三部 神なき時代 昭和戦後から平成
  •  第十二話 二度殺された役者―片岡仁左衛門家その二
  •  第十三話 早過ぎる死――市川團十郎家その三
  •  第十四話 第二の帝政――中村歌右衛門家その三
  •  第十五話 王朝交代――尾上菊五郎家その三
  •  第十六話 再び、帝劇へ――松本幸四郎家その二
  •  第十七話 分裂した一族――中村吉右衛門家その二
  •  第十八話 二組の三兄弟――片岡仁左衛門家その三
  •  第十九話 復権――守田勘彌・坂東三津五郎家その二
  •  第二十話 中村勘三郎の死
  • 第四部 新たなる希望

製品情報

製品名 歌舞伎 家と血と藝
著者名 著:中川 右介
発売日 2013年08月13日
価格 定価 : 本体1,200円(税別)
ISBN 978-4-06-288221-7
通巻番号 2221
判型 新書
ページ数 448ページ
シリーズ 講談社現代新書

著者紹介

著:中川 右介(ナカガワ ユウスケ)

1960年、東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。「クラシックジャーナル」編集長、出版社「アルファベータ」代表取締役。クラシック音楽への造詣の深さはもとより、歌舞伎、映画、歌謡曲などにも精通。膨大な資料から埋もれていた史実を掘り起こし、歴史に新しい光を当てる執筆スタイルで人気を博す。主な著書に『カラヤンとフルトヴェングラー』『十一代目團十郎と六代目歌右衛門』『坂東玉三郎』(いずれも幻冬舎新書)、『歌舞伎座誕生』『山口百恵』(ともに朝日文庫)、『悲劇の名門團十郎十二代』(文春新書)などがある。

オンライン書店で見る