「いい会社」とは何か

講談社現代新書
イイカイシャトハナニカ
「いい会社」とは何か
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内容紹介

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目次

  • 序 章 個と組織の関係がおかしい
  • 信頼感の低下/長期低落傾向にある「仕事のやりがい」/「エコノミック・カンパニー」と「リバー・カンパニー」 etc.
  • 第一章 個と組織の関係の変遷
  • 五%成長だと課長になるのは三〇年後/バブル経済下で進んだ問題/人的資源の「歪み」の顕在化/不確実性が高くなっていくキャリア/会社と一定の距離は置きたいけどつながっていたい/非金銭的なインセンティブが重要etc.
  • 第二章 働きがいを求めて
  •      知識労働者のマネジメント/X理論とY理論/マズローのZ理論/意味のある仕事、意味のある存在/働きがいのある会社etc. 
  • 第三章 「いい会社」が行っていること
  •    「財務的業績がいい企業」と「長寿企業」に共通する四条件/「財務的業績がいい企業」の特徴/1.時代の変化に適応するために自らを変革/2.人を尊重し、人の能力を十分に生かす経営/3.長期的な視点での経営/4.社会の中での存在意義/過疎の町にある世界企業/世界最古の企業と世界最古のホテル/etc.
  • 第四章 あらためて問われる社会の中での存在意義
  •      社会の問題は米国型資本主義では解決できない/社会起業家と社会貢献型企業/社会に役立つことが働く動機になるetc.
  • 第五章 一人ひとりと向き合う
  •     企業における三つの公正/「年功序列」では一人ひとりと向き合えない/    「アップ・オア・アウト」も悪い制度ではない/好まれるのは長期雇用で成果主義/ダイバシティ・アンド・インクルージョン/etc.
  • 第六章 二つの重い問題
  •     高齢化という問題/一〇年で一人前/管理職は努力に値する職種/雇用形態の多様化という問題/中高年余剰人材問題/キャリア・リトリート休暇/「個と組織の関係」を進化させる

製品情報

製品名 「いい会社」とは何か
著者名 著:古野 庸一 著:小野 泉
発売日 2010年07月17日
価格 定価:836円(本体760円)
ISBN 978-4-06-288061-9
通巻番号 2061
判型 新書
ページ数 256ページ
シリーズ 講談社現代新書

著者紹介

著:古野 庸一(フルノ ヨウイチ)

(ふるの よういち)
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 組織行動研究所所長。多摩大学非常勤講師。1987年東京大学工学部卒業後、株式会社リクルートに入社。南カリフォルニア大学でMBA取得。キャリア開発に関する事業開発、NPOキャリアカウンセリング協会設立に参画する一方で、ワークス研究所にてリーダーシップ開発、キャリア開発研究に従事。2009年4月より現職。
訳書に『ハイフライヤー 次世代リーダーの育成法』(プレジデント社)。著書に『日本型リーダーの研究』(日本経済新聞出版社)などがある。

著:小野 泉(オノ イズミ)

(おの いずみ)
株式会社レジリエンス取締役、組織開発コンサルタント。プラウドフット、マーサーにおいて、一部上場企業、地方自治体の組織変革をプロジェクトマネージャーとしてリード。
現在は、「レジリエンス」の経営に参画し、中堅・中小企業の成長を目的とした組織開発、事業再生、企業の組織修復を主テーマにコンサルティングを実施。早稲田大学政治経済学部卒。