夏休み、シーズン初戦をむかえた中1のかすみは、瀬賀と踊ったアイスショーの記憶を胸に「シンデレラ」を演じる。試合が終わったお泊まり会の夜、真子・美桜・フローラとの恋バナにとまどいながら、かすみは本物の恋について考えはじめる。 やがて2学期が始まり、勉強もいそがしくなる一方、カナダに留学した瀬賀のようすが気になるかすみは思いきって手紙を書く。 中学生になって、ジャンプのタイミングに体の変化が追いつかなかったり、友だち同士の想いがすれ違ったり、すっきりしないままブロック大会を目前にするかすみは、まわりの人たちの優しい心づかいに気づいていく… 巻末コラムでは素敵なコスチュームを紹介! <小学中級から すべての漢字にふりがなつき>
大阪府生まれ。第38回講談社児童文学新人賞を受賞した『ビート・キッズ』で1998年にデビュー。同作で第36回野間児童文芸新人賞、第9回椋鳩十児童文学賞受賞。他の作品に、『レントゲン』、「クリスタル エッジ」シリーズ、「竜巻少女」シリーズ(以上、講談社)、「エリアの魔剣」シリーズ(岩波書店)、『モデラートで行こう♪』(ポプラ社)、『ゲンタ!』(ほるぷ出版)などがある。
イラストレーター。挿絵を手がけた作品に『失恋探偵ももせ』(kadokawa)、『睦笠神社と神さまじゃない人たち』(宝島社)などがある。
氷の上のプリンセス シニア編
氷の上のプリンセス ジュニア編