桜ヶ丘スケートクラブ所属の春野かすみ、小泉真子、涼森美桜の3人は、スプリングカップを終えて中学に進学した。 かすみはスケートをやっていることで、クラスでも一目置かれるが、みんなと遊ぶ時間がないので、距離を置かれてしまう。クラスがはなれた美桜も、芸能活動とスケートのはざまで悩んでいた。 そんな中、真子は運動神経を生かしてクラブ内で急成長をとげていく。 そして、夏休みに3人は野辺山合宿に参加する。陸トレでは真子、ダンスでは美桜に引きはなされてしまい、かすみは自分の才能に疑問を感じる--。 心と身体の成長とともに、変化が生じはじめたかすみたちの心の揺れを描く、第7巻。
著者/風野潮大阪府生まれ。大学時代は吹奏楽部に所属。第38回講談社児童文学新人賞を受賞した『ビートキッズ』で1998年にデビュー。同作で、第36回野間児童文芸新人賞・第9回椋鳩十児童文学賞受賞。その他の作品に「クリスタル エッジ」シリーズ、「竜巻少女」シリーズ、『レントゲン』(いずれも講談社)などがある。
画家/Nardack韓国在住のイラストレーター。おもな挿絵に、『失恋探偵ももせ』(電撃文庫)、『睦笠神社と神さまじゃない人たち』(宝島社)などがある
氷の上のプリンセス シニア編
氷の上のプリンセス ジュニア編