桜ヶ丘スケートクラブの一員として、もう一度フィギュア・スケートを続けられることになった春野かすみ。先生の指導のもと、猛練習で以前のジャンプの感覚もとりもどしてきた。 そんなある日、先輩の瀬賀冬樹の同級生という星崎真白がクラブにやってきた。小学3年生までこのスケートクラブに通っていた真白は親の都合で大阪へ引っ越していたが、ふたたびこっちに戻ってきたのだった。 お人形のような顔をした美人の真白と冬樹が親しくしているのを見て、かすみはキュンと胸がいたくなってしまう--。
著者/風野潮大阪府生まれ。大学時代は吹奏楽部に所属。第38回講談社児童文学新人賞を受賞した『ビートキッズ』で1998年にデビュー。同作で、第36回野間児童文芸新人賞・第9回椋鳩十児童文学賞受賞。その他の作品に「クリスタル エッジ」シリーズ、「竜巻少女」シリーズ、『レントゲン』(いずれも講談社)などがある。
画家/Nardack韓国在住のイラストレーター。おもな挿絵に、『失恋探偵ももせ』(電撃文庫)、『睦笠神社と神さまじゃない人たち』(宝島社)などがある
氷の上のプリンセス シニア編
氷の上のプリンセス ジュニア編