時代は変わった。現在、野球の指導の現場で、暴力を正面から肯定する人はまずいない。しかし、「暴力は反対。だが・・・」と思っている人はいまでも多い。そしていまでも、暴力事件はあとを絶たない。暴力はいまでも野球の身近にある。暴力なしでも、野球がうまく、チームを強くする方法はないのか? 元プロ野球選手、指導者、元高校球児など、関係者の証言から、「野球と暴力」、日本野球界最大のタブーに迫る。
時代は変わった。
現在、野球の指導の現場で、暴力を正面から肯定する人はまずいない。
しかし、「暴力は反対。だが・・・」と思っている人はいまでも多い。
そしていまでも、暴力事件はあとを絶たない。
暴力はいまでも野球の身近にある。
ものすごく身近にある。
なぜ暴力はなくならないのか?
暴力なしでも、野球がうまく、チームを強くする方法はないのか?
元プロ野球選手、指導者、元高校球児など、関係者の証言から、
「野球と暴力」、日本野球界最大のタブーに迫る。
(目次)
第1章 野球界が暴力を容認する理由
「暴力のおかげで強くなった」は本当か
厳しいところで耐えると厳しい場面で力が出せる etc.
第2章 強豪野球部の日常
能力のある新入生が真っ先に狙われる
猛練習と厳しい上下関係はセット
寮とグラウンドの細かい規則 etc.
第3章 根性をつけるための暴力的な指導
愛のある暴力は「暴力ではない」
野球の指導者に問われる人間性
限られた時間で何ができるのか etc.
第4章 元プロ野球選手が語る「暴力」の功罪
殴られたことには感謝できない
理不尽な練習のなかにヒントがあった etc.
第5章 甲子園常連チームができるまで
朝から晩まで10時間の練習
目標は「3年に1度は甲子園に出る」
グラウンドより寮生活に気を使う
第6章 ラテンアメリカから見た日本野球
ラテンアメリカには暴力的な指導も上下関係もない
経験の少ない選手がミスをするのは当たり前
選手のために指導者がいる etc.
第7章 暴力なしで強くなる方法
意識改革はご飯の食べ方から
勝負強さは一朝一夕で身につかない
「考える野球」を経験して野球観が変わった
本当に大事な場面で力を出せる選手に etc.
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