内容紹介
+ もっとみる
目次
- はじめに 太郎はいま、みずからの続編になる
- 第一章──言葉のアヴァンギャルド
- 石器時代の終わり、眼から精神へ
- 言葉──造形と思索のあいだ
- 生活/前衛をめぐる問題系
- 日本的なアヴァンギャルドは可能か
- 第二章──あらためて世界とはなにか
- はじまりの場所、または抽象への問い
- 芸術にとって民族性とはなにか
- そこには世界が氾濫していた
- 日本──絶対的なモチーフとして
- 第三章──西欧を超えて
- それは反ヨーロッパ宣言だった
- 美術史の終焉に向けて
- 西欧美学との訣別のために
- 第四章──伝統と創造のあわいに
- ふたつの対話篇から
- 伝統とは創造である、という
- もうひとつの美の伝統をもとめて
- 第五章──対極、または否定的な媒介
- 左の聖なるものからの反撃
- 対極主義、またはひき裂かれてあること
- 弁証法、否定的な媒介によって
- 禅の庭という、反自然的な技術
- 第六章──縄文からケルトヘ
- 縄文土器、その破調の美学
- ケルトまたは組紐文文化
- 永劫回帰、遊牧の哲学へ
- 第七章──はじまりの博物館
- 万国博覧会という祭り
- 仮面と供犠、『太陽の塔』へ
- 戦争とヒロシマ、明日の神話へ
- あとがき
製品情報
製品名 | 岡本太郎という思想 |
---|---|
著者名 | 著:赤坂 憲雄 |
発売日 | 2014年01月15日 |
価格 | 定価:979円(本体890円) |
ISBN | 978-4-06-277741-4 |
判型 | A6 |
ページ数 | 352ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 講談社創業100周年記念書き下ろし作品として、2010年11月に単行本として小社より刊行された。 |
関連シリーズ
-
近代日本の陽明学
-
ヒューマニズム考 人間であること
-
ニック・ランドと新反動主義 現代世界を覆う〈ダーク〉な思想
-
いつもそばには本があった。
-
靖献遺言
-
科学者と世界平和
-
実在とは何か
-
ヘーゲルを越えるヘーゲル
-
精霊の王
-
革命論集
-
ブルジョワ 近代経済人の精神史
-
パスカル『パンセ』を楽しむ
-
エスの系譜 沈黙の西洋思想史
-
東方的
-
ルネサンスの神秘思想
-
フィロソフィア・ヤポニカ
-
人間的自由の条件 ヘーゲルとポストモダン思想
-
日本的なもの、ヨーロッパ的なもの
-
虹の理論
-
京都学派
-
丸山眞男の憂鬱
-
アーレント 最後の言葉
-
共同体のかたち イメージと人々の存在をめぐって
-
怪物的思考
-
易、風水、暦、養生、処世 東アジアの宇宙観(コスモロジー)
-
桃源郷――中国の楽園思想
-
三人称の哲学 生の政治と非人称の思想
-
〈主体〉のゆくえ-日本近代思想史への一視角
-
儒教と中国 「二千年の正統思想」の起源
-
近代政治の脱構築 共同体・免疫・生政治
-
〈弱さ〉と〈抵抗〉の近代国学
-
リヴァイアサン
-
生きていることの科学
-
自由とは何か
-
倫理という力
-
無限論の教室
-
「教養」とは何か
-
日本の風景・西欧の景観 そして造景の時代