内容紹介
伯爵は私を視た。
そして問う。
貴方にとって生きて居ることと云うのはどのような意味を持つのです――。
「花嫁が死ぬんですよ、呪いで」謎の洋館「鳥の城」の主、「伯爵」こと由良昂允(こういん)は、4度も妻を婚礼の夜に失っていた。5人目の花嫁の命を守るべく、探偵・榎木津礼二郎と、小説家・関口巽は、昂允の依頼を受け、白樺湖に向かう。館の住人達の前にして、榎木津はいきなり叫んだ。「おお! そこに人殺しが居る!」
製品情報
製品名 | 分冊文庫版 陰摩羅鬼の瑕(上) |
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著者名 | 著:京極 夏彦 |
発売日 | 2006年09月15日 |
価格 | 定価 : 本体676円(税別) |
ISBN | 978-4-06-275500-9 |
判型 | A6 |
ページ数 | 424ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 講談社ノベルス版『陰摩羅鬼の瑕』は’03年8月に刊行。『文庫版 陰摩羅鬼の瑕』は’06年9月に刊行。文庫版として出版するにあたり本文レイアウトに合わせて加筆・訂正を行い体裁の一部を変更。『分冊文庫版 陰摩羅鬼の瑕』は「文庫版」を底本とした。 |