権威はなぜ浸透し存続したか 千年以上にわたり存続する天皇制の本質とは何か。皇位継承や祭祀のあり方をとりあげて、大和政権から貴族社会の成立、院政にいたる天皇の権力と権威を支えたものを明らかにする。また古代の帝国構造、風土記にみえる伝承、「古事記」「日本書紀」の王権構想なども、多元的に追究する。
日本はどこへ行くのか
戦後と高度成長の終焉
帝国の昭和
政党政治と天皇
明治人の力量
維新の構想と展開
文明としての江戸システム
開国と幕末変革
成熟する江戸
天下泰平
織豊政権と江戸幕府
周縁から見た中世日本
一揆と戦国大名
室町人の精神
太平記の時代
蒙古襲来と徳政令
頼朝の天下草創
武士の成長と院政
道長と宮廷社会
律令国家の転換と「日本」
平城京と木簡の世紀
大王から天皇へ
王権誕生
縄文の生活誌
「日本」とは何か
人口から読む日本の歴史
東と西の語る日本の歴史