権力装置としてのスポーツ 帝国日本の国家戦略

講談社選書メチエ
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権力装置としてのスポーツ 帝国日本の国家戦略
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内容紹介

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目次

第一章 スポーツに群がる人びと
1 ファンの心理
2 スタジアムとラジオ
3 郊外のにぎわい
第二章 国家の熱いまなざし
1 キャプテン殿下の登場
2 皇室の思召し
3 文部省vs.内務省
第三章 スポーツによる“思想善導”
1 一九二八年
2 三つの戦略
3 天皇の代替わりとの交錯
第四章 国家への包摂と反発
1官民の一体化
2 スポーツ団体による教化活動
3 リベラリズムの諸相
第五章 スポーツは阿片か?
1 「支配階級の護衛兵」
2 スポーツをめぐる”階級闘争”
3 スポーツは阿片か
第六章 ロサンゼルス1932年――五輪の熱風1
1 列島を揺さぶる熱狂
2 満州事変の影
3 戦略の修正
第七章 ベルリン1936年――五輪の熱風2
1 さらなる熱狂の渦
2 「お祭り騒ぎ」の意味
3 もうひとつの民族ナショナリズム

エピローグ


少し長めのあとがき
索引

製品情報

製品名 権力装置としてのスポーツ 帝国日本の国家戦略
著者名 著:坂上 康博
発売日 1998年08月10日
価格 定価:1,980円(本体1,800円)
ISBN 978-4-06-258136-3
通巻番号 136
判型 四六
ページ数 286ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:坂上 康博(サカウエ ヤスヒロ)

1959年生まれ。高知大学教育学部、東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程を経て、一橋大学大学院博士課程単位取得。福島大学行政社会学部助教授(スポーツ文化論担当)。1994ー95年度、英国ウォーリック大学社会史研究所客員研究員。近代スポーツの社会史を主な研究分野とし、共著に『スポーツの自由と現代』(青木書店)、『のびのび剣道学校』(窓社)、『日本文化の独自性』(創文企画)などがある。