内容紹介
『このミステリーがすごい!』大賞作家が緊急書き下ろし
ロジカルモンスター白鳥圭輔が日本の医療の闇を斬る!
「『チーム・バチスタの栄光』は、この本を書くために生まれた!」――海堂 尊
ミステリーより怖い真実
日本の解剖率2%台は、先進国中ぶっちぎりの最下位。98%は、体の表面を見るだけのいい加減な死亡診断が下されている。死亡診断が軽視される社会では、明らかな犯罪行為や児童虐待すら発見できず、治療効果判定も行われない無監査医療がはびこる。社会に様々な不利益をもたらす「死因不明社会」に立ち向かうにはAiを中核とする新たなパラダイムシフトが必要となる。現役医師でベストセラー作家、海堂尊の緊急提言。
目次
- プロローグ 「死因不明社会」の出現とその処方箋
- 第1章 そして誰も「解剖」されなくなった――厚生労働省・白鳥圭輔室長、独占インタビュー(1)
- 第2章 現代日本の解剖事情
- 第3章 死体のゆくえ――厚生労働省・白鳥圭輔室長、独占インタビュー(2)
- 第4章 解剖崩壊
- 第5章 医療事故調査委員会における厚生労働省の謀略――厚生労働省・白鳥圭輔室長、独占インタビュー(3)
- 第6章 Aiは医療事故問題解決の処方箋となりうるのか?
- 第7章 Aiの病院死症例における威力――厚生労働省・白鳥圭輔室長、独占インタビュー(4)
- 第8章 「死亡時医学検索」の再建のための処方箋「Ai」
- 第9章 犯罪監視システムとしてのAi――厚生労働省・白鳥圭輔室長、独占インタビュー(5)
- 第10章 死をめぐる医療と司法の相克
- 第11章 Aiの医学的考察――厚生労働省・白鳥室長 集中最終講議
- 第12章 「死因不明社会」の処方箋と明るい未来――Aiセンターが医療と社会を再建する
製品情報
製品名 | 死因不明社会 |
---|---|
著者名 | 著:海堂 尊 |
発売日 | 2007年11月22日 |
価格 | 定価 : 本体900円(税別) |
ISBN | 978-4-06-257578-2 |
通巻番号 | 1578 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 280ページ |
シリーズ | ブルーバックス |
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