俳壇に狼火を上げた「寛保四年宇都宮歳旦帖」、高雅豊麗の四歌仙を一夜に巻いた「此ほとり」、新たに発見されて耳目集中の「安永三年春帖」、詩人蕪村の頂点を示す「夜半楽」など、多彩な蕪村編著全篇と、77忌「から檜葉」から17回忌「常盤の香」まですべての蕪村追善集を収録。併せて蕪村俳諧摺物13種を挿図も含めて網羅し、後年「蕪村七部集」として盛行した俳書7篇を集めた。蕪村一門の文学運動とその後の受容を、つぶさに検証する一巻。
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