「関係俳書」既刊・関連作品一覧

関係俳書

中興期俳壇に屹立する蕪村芸術の基層を、広く展望し深く透視する一巻。23歳、初めての句・画を載せる「卯月庭訓」(元文3年)から、没後10年、名家句集の巻頭を飾っている「雁風呂」(寛政6年)まで、蕪村参加の重要俳書56篇の集大成。うち初翻刻は34篇。特に新年をことほぐ春興帖は20篇を収めた。蕪村句を含む俳書各巻の全体像を録する本巻により、当時の俳諧風土における蕪村の位置の位置と価値が、改めて鮮明に浮かび上がった。