「連句」既刊・関連作品一覧

連句

病篤き嵐山の枕頭に一夜で成った入魂の四吟四歌仙「此ほとり」、後継者几董を世に推すべく彫心鏤骨の推敲を重ねた両吟二歌仙「もゝすもゝ」――これらを初めとする離俗高雅・豊潤妍麗な蕪村連句の魅力を、余す所なく伝える1巻。元文3年宋阿門宰町として初見参した「面白の」百韻から、没後天明4年序の高天付句集「花の友」が採る付合まで、総数125の作品すべてに、厳密に校訂を加え周到な語釈・句解・付合説明を註した完全版。