内容紹介
張作霖爆殺事件から3年、息子・張学良は無抵抗将軍となり、清朝最後の皇帝・溥儀は玉座を追われたなか、満洲の野に放たれた猛獣と化した関東軍に一人反抗を続ける男・馬占山。
馬は同じ張作霖側近であった張景恵の説得を受け一度は日本に従うが──。
一方、満洲国建国を急ぐ日本と大陸の動静に目を光らせる国際連盟の狭間で、溥儀は深い孤独に沈み込んでいた。
ついに日本の軍部もその存在を知るところとなった天命の具体「龍玉」は今、誰の手に──。
『蒼穹の昴』シリーズ第五部、第二巻は日中の思惑が激突する満洲を舞台に、義と信に生きる男たちがしのぎを削る。
目次
- 第二章 還我河山
製品情報
製品名 | 天子蒙塵 第二巻 |
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著者名 | 著:浅田 次郎 |
発売日 | 2016年12月07日 |
価格 | 定価 : 本体1,600円(税別) |
ISBN | 978-4-06-220370-8 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 322ページ |
初出 | 「小説現代」2015年3月号~2016年6月号 |