福島原発 現場監督の遺言

フクシマゲンパツゲンバカントクノユイゴン
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福島原発 現場監督の遺言
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内容紹介

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目次

  • 序 章 フクシマとチェルノブイリ
  •      放浪する15万人の原発難民
  •      「冷温停止」という欺瞞
  •      地震活動期の日本に原発五四基
  •      チェルノブイリの悪夢
  • 故・平井憲夫氏が示唆するフクシマの真実 
  • 第一章 インナーサークルからの告発者
  •      隠された大量被曝事故
  •      原子力資料情報室・高木仁三郎氏の見立て
  •      吐き気、頭痛に歯ぐきからの出血が
  •      診断結果と東電の反応
  •      被曝線量がケタ外れに多い福島第一
  • 第二章 「千年に一度の大津波」の欺瞞性
  •      巨大地震に不安な原発の構造
  •      海砂使用の脆弱コンクリートで原発建屋を
  •      東電社員のミスを深夜に極秘処理
  •      未熟な製品を使用した生体遮蔽壁
  • 第三章 原子力マフィアという官民一体
  •      誰も触れない“核爆発”
  •      作業員2名が死亡した臨界事故
  •      四国電力伊方原発の隠された火災事故
  •      隠蔽工作に手を貸す原子力安全・保安院
  • 第四章 原発の語り部・平井憲夫氏の活動
  •      福島第二原発3号機運転差し止め訴訟
  •      間一髪、手動で緊急炉心冷却装置を動かす
  •      隠される被曝問題――子供を産んでも大丈夫ですか
  •      白血病で亡くなった福島第一作業員
  •      刀折れ矢尽きるまで原発と戦う
  • 第五章 迫られる原発廃絶の決断
  •      原発があるから甲状腺がおかしい
  •      川内原発の温排水と大型魚類の死体
  •      四四年前に予告されていた“放射能汚染米”
  •     「バカこくでねえ。一基でも増えたら事故さ増える」
  •     死者七二〇人、要観察一三〇万人、損害三兆円以上
  •     事故後五年から増加する甲状腺ガン
  • 巻末資料
  •     「週刊現代」一九八六年五月二四日号 元現場監督が衝撃の証言 東電福島原    発で“隠された”従業員の大量被曝があった!
  •     「週刊現代」一九八八年一二月一七日号  元現場監督が衝撃暴露!「日本の原    発はこんなに危ない」

製品情報

製品名 福島原発 現場監督の遺言
著者名 著:恩田 勝亘
発売日 2012年02月21日
価格 定価:1,650円(本体1,500円)
ISBN 978-4-06-217214-1
判型 四六
ページ数 274ページ

著者紹介

著:恩田 勝亘(オンダ カツノブ)

(おんだ かつのぶ)は、1943年島根県生まれ。1971年より講談社『週刊現代』記者としてチェルノブイリ事故など原発関連の記事を取材、執筆。評論家・内橋克人氏による同誌連載企画「原発が来た町」(1980年)のスタッフライターとして各地の原発立地地域や予定地を取材した。1986年、東京電力福島第一原発の元現場監督だった平井憲夫氏の告発記事「東電福島原発で隠された従業員の大量被曝があった」と、1988年「元現場監督が衝撃暴露 日本の原発はこんなに危ない」が、東日本大震災での原発事故で注目される。著書に『原発に子孫の命は売れない』(七つ森書館、1991年、新装版は2011年)、『東京電力・帝国の崩壊』(七つ森書館、2007年)などがある。

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