月見の宴の幸せと八十年余の来し方を想う.紫野の寺で祇園の名妓の舞を見ながらの女だけの月見の宴.日常生活から離れた思いがけない至福の時に人生の幸せと八十年余の波瀾の来し方を想う.最新隨筆集.
風景の向こうへ・物語の系譜
絶望の精神史
草の花
火の誓い
父たちの肖像
やわらかな心
板散華
風貌・姿勢
意中の文士たち
包む
箱の話・ここだけの話
眼の哲学・利休伝ノート
虚妄の正義
一色一生
加賀金沢・故郷を辞す
式子内親王・永福門院
番茶菓子
思い出すままに
近代の超克
ちぎれ雲
英国の文学の横道
カレンダーの余白
贅沢貧乏
山川登美子 「明星」の歌人
英語と英国と英国人
愛酒樂酔
父の帽子
恥部の思想
女の日記
一草一花
手の変幻
異邦人の立場から
風前雨後
泉に聴く
栗の樹
歴史について
文学の運命
人と人影