内容紹介
雪の残る屋根の向うに、赤くきらきら光る新月の背後から、80年の人生の重みをかけた一齣一齣は現われ、身内に鮮烈な記憶をよび起す。「雪景色の上の新月」ほか「月の宴」「親子の旅」「『たけくらべ』解釈への一つの疑問」「中野重治」「芥川龍之介」など、激しい体験をくぐりぬけた著者が、折々に出会った文学者・知己との思い出を静謐に語る、エッセイ49篇。波乱の人生、折々の思い出……。読売文学賞受賞作品。
製品情報
製品名 | 月の宴 |
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著者名 | 著:佐多 稲子 |
発売日 | 1991年07月03日 |
価格 | 定価 : 本体1,200円(税別) |
ISBN | 978-4-06-196135-7 |
判型 | A6 |
ページ数 | 252ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |