初の文庫版 「あはれ」の情感が漂う 歌で綴る説話集 歌にまつわる小さな物語の章段からなる『大和物語』は、前篇の宮廷歌語りから、後篇は口碑・伝説が中心となる。生田川伝承、猿沢の池の采女入水譚、安積山伝説など時代の運命に流れゆく人間のはかないさだめや憂愁、また、男と女の悲しい巡り合いが哀切に語られてゆく。全篇で実在の人物が100人余登場し、遍照の出家と放浪に終わる、「あはれ」に満ちた説話集の名作の全訳注。
日本の古代豪族 100
内戦の日本古代史 邪馬台国から武士の誕生まで
縄文時代の歴史
日本の神々
日本古代貨幣の創出
帰化人 古代の政治・経済・文化を語る
戦争の日本古代史 好太王碑、白村江から刀伊の入寇まで
弥生時代の歴史
大和三山の古代
甲骨文字の読み方
前方後円墳の暗号
古代史謎めぐりの旅
「祟る王家」と聖徳太子の謎
「古代史」謎解きのヒント
奈良貴族の時代史 長屋王家木簡と北宮王家
邪馬台国論争
悲劇の宰相長屋王
古代史を彩った人々
古代浪漫紀行 邪馬台国から大和王権への道
古代史私注
好太王碑の謎 日本古代史を書きかえる
日本神話と古代国家
日本古代史と朝鮮
白村江