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邪馬台国論争

邪馬台国はどこか?全国各地が名のりをあげ、論争ははてしなく続く……。1994年、京都府丹後から「青龍三年鏡」が発見された。「卑弥呼の鏡」か? がぜん畿内説が優位にたった。しかし、北九州論者も猛反撃する。侃々諤々の大論争をわかりやすく整理し、さらに、前方後円墳に注目した独自の論を展開。

【目次】
はじめに 〈卑弥呼の迷宮ー邪馬台国へ〉
序章 青龍三年鏡の出現
第一章 『魏志倭人伝』の世界
1 邪馬台国論争の意義
2 論争の時代区分
3 もう一つの倭国
4 『倭人伝』を読む
第二章 卑弥呼の迷宮 「水行十日陸行一月」
1 百家争鳴の時代
2 邪馬台国への道 方位
3 邪馬台国への道 行程
4 陳寿のイメージ 「道程」記事
5 いくつかの争点
第三章 卑弥呼の鏡 銅鏡百枚
1 謎の三角縁神獣鏡
2 同笵鏡論
3 王仲殊説の登場
4 鏡研究の新段階
第四章 卑弥呼の墓 大冢を作る
1 「鬼道」=道教的シャーマニズム
2 「大冢」の宗教イデオロギー
3 「大冢」 前方後円墳
4 宮室・楼観・城柵
5 鉄刀・貨泉・絹
終章 卑弥呼の最期
1 「以て死す」
2 邪馬台国の国語学
資料
索引

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