「人も物もみな、神秘をたたえた、小さな妖精の国」と日本を初めて訪れた八雲は、感嘆の声をあげた。出雲の松江という「神々の国の首都」での彼の見聞記は、人々の日常生活の中に分け入って、深くその心を汲みとろうという姿勢で貫かれ、みずみずしい感動と相まって、見事な文学作品にまで昇華されている。旧(ふる)い日本と新しい日本が交錯する明治20年代の風物や風習、人々の姿を鮮やかに描いた名著。
死産される日本人・日本語
日本探検
英文収録 日本の覚醒
日本の職人
日本その日その日
百代の過客 日記にみる日本人
自死の日本史
「日本人論」再考
山本七平の思想 日本教と天皇制の70年
げんきな日本論
下り坂をそろそろと下る
〈つながり〉の精神史
グラフで見ると全部わかる日本国の深層
日本とは何か
日本文化私観
風雅の虎の巻
「縮み」志向の日本人
菊と刀
果てしなく美しい日本
ニッポン ヨーロッパ人の眼で見た
明治日本の面影
日本の心
日本人の人生観
日本文化史研究
比較文化論の試み