内容紹介
+ もっとみる
目次
- ●遠野から──プロローグ
- ・「自然の摂理」とは?
- ・追われる野獣
- ・神にまつられた孤狼 ほか
- ●霊界をはばたく使者──白鳥(はくちょう)
- ・伝承の中の白鳥
- ・「産土(おぼすな)さま」になった白鳥
- ・「白鳥(しらとり)事件」といわれる争い ほか
- ●海を照らす神(あや)しき光──海蛇
- ・「神光照海」の扁額
- ・竜蛇神をめぐる神事
- ・セグロウミヘビの威厳 ほか
- ●海神(わたつみ)の娘──鮫
- ・竜宮の姫はだれか?
- ・鮫と寄り添うイルカ
- ・人を食った鮫 ほか
- ●もの言う南海の人魚──儒艮(ジュゴン)
- ・津波を起こす魚=ザン
- ・ジュゴン(ザン)の正体
- ・新城島のザン漁と巻踊り ほか
- ●狩りに騒ぐ太古の血──鹿
- ・狩りの主賓だった鹿
- ・「殉教者」としての鹿
- ・志賀島と鹿卜(ろくぼく)の記憶 ほか
- ●黄泉(よみ)への誘い鳥──鵜
- ・能登の海鵜
- ・「鵜取部」と鵜の役割
- ・「生と死」と鵜の関係 ほか
- ●不死と再生の象徴──蛇
- ・土器と土偶に残された蛇
- ・さまざまな蛇伝説
- ・神と蛇の生殖 ほか
- ●狩言葉に満ちた世界──猪
- ・「後狩詞記(のちのかりことばのき)」の村へ
- ・椎葉村の猪狩り
- ・猪と神々の間柄 ほか
- ●葛葉の神秘と幻想──狐
- ・予兆力を期待された獣
- ・狐と狼との関係
- ・葛葉神社と葛葉伝説 ほか
- ●北の異族の匂い──鮭
- ・川をのぼる鮭の感動
- ・アイヌの宝=鮭
- ・利権と保護の争い ほか
- ●荒ぶる山の神──熊
- ・熊狩りと禁忌
- ・狩りの方法と熊の商品価値
- ・アイヌと熊の関係 ほか
- ●エピローグ