内容紹介
『おくのほそ道』は、松尾芭蕉という不世出の俳諧師が全才能を傾けて執筆し、推敲を重ねた結果生まれた、日本の紀行文中最高の傑作である。病身な芭蕉は、江戸、奥羽、北陸の人跡まれな地方を歩き、百五十日、六百里の苦しい旅を続けながら独特の芸術観を確立した。「枯淡な味わいも、優美な趣も、たくましさも、はかなげなものも(素龍の跋文)」渾然と秘めた『おくのほそ道』を読んで、芭蕉のきたえられた高い詩魂を汲みとっていただきたい。
目次
- 1 漂泊の思い
- 2 旅立ち
- 3 草加
- 4 室の八島
- 5 仏五左衛門
- 6 日光山
- 7 那須野
- 8 黒羽
- 9 雲巌寺
- 10 殺生石・遊行柳
- 11 白河の関
- 12 須賀川
- 13 安積(あさか)山・信夫(しのぶ)の里
- 14 飯塚の里
- 15 笠島
- 16 武隈の松
- 17 宮城野
- 18 壺の碑(いしぶみ)
- 19 末の松山・塩竈(がま)の浦
- 20 塩竈明神
- 21 松島
- 22 瑞巌寺
- 23 石巻
- 24 平泉
- 25 尿(しと)前の関
- 26 尾花沢
- 27 立石寺
- 28 最上川
- 29 出羽三山
- 30 鶴岡・酒田
- 31 象潟(きさがた)
- 32 越後路
- 33 市振
- 34 那古
- 35 金沢
- 36 小松
- 37 那谷(なた)寺
- 38 山中温泉
- 39 全昌寺
- 40 汐(しお)越の松・天龍寺・永平寺
- 41 福井
- 42 敦賀
- 43 色の浜
- 44 大垣
- 45 素龍の跋文
- 解説
製品情報
製品名 | おくのほそ道 |
---|---|
著者名 | 訳:久富 哲雄 |
発売日 | 1980年01月08日 |
価格 | 定価 : 本体1,310円(税別) |
ISBN | 978-4-06-158452-5 |
通巻番号 | 452 |
判型 | A6 |
ページ数 | 376ページ |
シリーズ | 講談社学術文庫 |
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