「私は、普通の教科書ではひじょうに簡単にしか書かれていないようないくつかの基礎的な問題を、ていねいに解説してみることにしました。……この本のもう一つの特徴は、いわゆる近代経済学か、マルクス経済学か、というような原理体系の対立に一つの解決をつけていることです。……しかし、もっと重要なことは、この本が、応用可能な原理をみずから体得してもらおうという姿勢で書かれていることです」(著者「まえがき」より)