戦国の世に“本意”を貫いた男──その名は、毛利豊前守勝永。
『天地明察』『光圀伝』の冲方丁、賞嘆!
「猛り、逆らい、激烈に全うする男の、なんと爽快な書きっぷり」
天下一統が成らんとする戦国末期、豊臣秀吉の側近である黄母衣(きほろ)衆の森家に、一人の男児が誕生した。
──彼の名は、森太郎兵衛。
太郎兵衛は、後藤又兵衛や長宗我部元親、そして立花宗茂など、強き者たちとの出会いを通じて成長し、齢十一にして大名となるのだが……。
“本意”を貫き通し、家康の前に最後まで立ちはだかった漢、毛利豊前守勝永の生涯を描く“不屈の戦国絵巻”ここに堂々の開帳!
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