経済人類学

講談社学術文庫
ケイザイジンルイガク
  • 電子あり
経済人類学
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内容紹介

貨幣とは? 交易とは? 社会とは? 魔性と聖性とは? そして人間とは?
ポランニーはもとより、モース、マリノフスキー、マルクス、レヴィ=ストロース、ダグラス、フロイト、ユング、柳田國男、折口信夫、エリアーデ……の所説を縦横無尽に組み合わせて、経済活動の深層の動因を解明する。

食人や近親相姦等の禁忌(タブー)と経済制度は、いずれも社会による「規範的強制(サンクション)」に根ざす。社会を成り立たせている財の供給システム=経済は、宗教・儀礼・神話など一見「非合理的」な行為に分かちがたく埋め込まれている。近代に、なぜ交換と貨幣が肥大するのか? 経済を駆動する深層の無意識的原因とは? 経済の本質に挑む入門書・解説書・研究書である。

経済の仕組みは、……社会的諸関係における表層の分析からは明らかにならない。また、経済が宗教や儀礼や神話や、もろもろの「非合理的」行為やシステムに深くかかわっているだろうという程度の“先進的”認識ではもはや不充分である。非市場社会では、経済制度は、それらのなかにまったく分かちようのないものとして埋め込(エンベッド)まれている。一見そうでないようにはみえるが、市場社会でもその本質は変わっていない。――<本書「まえがき」より>

※本書の原本は、1979年に東洋経済新報社より刊行されました。

目次

  • 学術文庫版まえがき
  • まえがき
  • 第1部 深層への回帰
  •  第一章 経済人類学とは何か
  •  第二章 経済人類学の諸潮流
  •  第三章 ポランニーの経済史学
  •  第四章 歴史認識におけるシンボリズムとコスモロジー
  •  第五章 文化人類学における経済人類学
  • 第2部 交換・貨幣の両義性
  •  第六章 沈黙交易
  •  第七章 貿易港と対外貨幣
  •  第八章 貨幣の起源と本質――文明と貨幣
  •  第九章 貨幣のシンボリズム
  • 第3部 領野を超えて
  •  第十章 魔力・経済倫理・法
  •  第十一章 聖性と魔性の異人たち――民俗学(フォークロア)への視座
  •  第十二章 実在的認識論の世界
  • 初出一覧
  • 主要文献

製品情報

製品名 経済人類学
著者名 著:栗本 慎一郎
発売日 2013年05月10日
価格 定価 : 本体1,000円(税別)
ISBN 978-4-06-292169-5
通巻番号 2169
判型 A6
ページ数 320ページ
シリーズ 講談社学術文庫
初出 原本は、1979年に東洋経済新報社より刊行されたもの。収録作品参照(第3章、第4章、第7章~第10章、第12章は、加筆修正のうえ、再録)

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