全日本ジュニア選手権まで2週間をきり、プログラムの練習に熱がはいる春野かすみ。ところが、ママが盲腸で入院してしまい、1週間ばかり瀬賀冬樹の家に泊めてもらうことに。ふだんとちがう環境で、スケートに集中できないかすみだったが、さらに冬樹が足をケガしていることに気づいてしまう。 練習を休んだほうがいいとすすめるかすみに対し、冬樹は「親には絶対いえない。」と半泣きになり、亡くなったお姉さんのことを話しはじめた。
著者/風野潮大阪府生まれ。大学時代は吹奏楽部に所属。第38回講談社児童文学新人賞を受賞した『ビートキッズ』で1998年にデビュー。同作で、第36回野間児童文芸新人賞・第9回椋鳩十児童文学賞受賞。その他の作品に「クリスタル エッジ」シリーズ、「竜巻少女」シリーズ、『レントゲン』(いずれも講談社)などがある。
画家/Nardack韓国在住のイラストレーター。おもな挿絵に、『失恋探偵ももせ』(電撃文庫)、『睦笠神社と神さまじゃない人たち』(宝島社)などがある
氷の上のプリンセス シニア編
氷の上のプリンセス ジュニア編