「月が眠る家」既刊・関連作品一覧
この館には、だれか、いる。この館には、なにか、ある――。
うち捨てられた洋館で始まる運命の恋の物語
桂木悠由(かつらぎゆうゆ)は中学1年。3つのとき「レインボーホーム」に預けられ、両親の顔を知らずに育った。ある日悠由は、朽ちはてた洋館で1匹の子犬を見つける。えさをやりに通ううち、美しい少年が現れる。三枝流(さえぐさりゅう)と名のったその少年の暗い瞳が、悠由の心に焼きついた――それが、2人の運命的な出会いの瞬間だった。ミステリアスな恋物語(ラブストーリー)、スタート!