「大人の発達障害に気づいて・向き合う完全ガイド」既刊・関連作品一覧
《講談社 健康ライブラリースペシャル》
【当事者、家族、周囲の人=誰もがすぐに利用できる記入式シート付き】
著者は発達障害の子どもの療育相談にかかわるなかで、その親にも同じ問題があることに気づきました。なかでも児童虐待やDVを行う親に発達障害が疑われる例があるといいます。その場しのぎの対応をするばかりで事態が解決しないのは、親に発達障害があるためだとも考えられます。
まず大切なのは、本人が障害に気づくこと。そして本人と周囲の人がその障害に向き合うことで、状況を改善することができるのです。一方、発達障害の言葉が広まり、他人とのコミュニケーションがうまくとれない大人が、自分も発達障害ではないかと思いながらも、なかなか診断を受けられない状況もあります。
本書では、発達障害かどうかの傾向を調査シートでつかみ、その対策を提案していきます。現場の経験をもとにしているので、従来の本にはない、現状を打開するための具体策がズバリ提示されます。
【障害に気づき、向き合い、変わろうと努力するために本人ができること】
対策1 人とじょうずにつきうには
対策2 円滑なコミュニケーションをとるには
対策3 忘れ物やミスを減らすには
対策4 落ち着きと集中力を高めるには
対策5 イライラをコントロールするには
対策6 トラブル続きで自己嫌悪に陥っているときは
【本書の主な内容】
第1章 大人の発達障害の基礎知識
●発達障害に気づいてほしい
●大人にもある発達障害
●併発しやすい病気や社会的問題行動
第2章 基礎調査票・評価シートと実例集
●基礎調査票と評価シートの使い方
●評価シートの解説と見方
●6つの実例に見る状況と気づき
第3章 対応方法の具体例
●本人ができること
●家族や周囲の人ができること