「源氏物語=性の迷宮へ」既刊・関連作品一覧

源氏物語=性の迷宮へ

絢爛たる光源氏の物語を終えた後に、なぜ「続篇」宇治十帖が必要とされたのか。「性」の物語として読むとき、物語の隠された欲望が明らかになる。人間愛・死体愛・マゾヒズム――。「宇治」を持つことにより、「源氏」は異形の物語へと変貌する。古典文学の金字塔をラディカルに読み変える、「源氏物語」のポストモダン。