徳川幕府の剣術指南役柳生家の2代目として、新陰流をきわめ、3代将軍家光の時代に諸国めぐりの数々のエピソードを生んだ柳生十兵衛三厳。その波乱となぞの一生を描く。

戦争の悲惨さを子どもたちに訴える長編連作 原爆・公害・アウシュビッツ・731部隊・朝鮮……。「ふたりのイーダ」から「死の国からのバトン」まで、著者の平和への想いをこらした名作5編を一挙収録。

豊臣家のために命をかけ、大阪の陣で徳川軍とたたかった幸村。あの家康をもふるえあがらせ、「信州に真田あり」とうたわれた真田幸村のたたかいに生きぬいた一生をえがく。

初めて太平洋を横断した三人の男の軌跡．　幕末騒乱のとき，偶然に咸臨丸に乗りあわせた三人の男の足跡を追う．今春復元された咸臨丸に乗船した著者がえがく，波乱にみちた幕末から明治への青春群像．

ＮＨＫ大河ドラマ「翔ぶが如く」児童決定版鹿児島で共に少年時代を送った西郷と大久保利通。協力して明治維新をなしとげた二人は近代日本の歩む方向では鋭く対立した。「情」と「知」の二人を対比的に描く

開国か、それとも戦争か。国論がまっぷたつにわれるなかで、自分の損得かんじょうをはなれて、日本全体を見すえ、日本の将来にとって最善の道をさぐりながら行動した情熱の人、坂本竜馬の生涯。

権力に負けず、自分の信ずる道を歩んだ鉄の意志の人。文明の進歩のかげで、見すてられがちな人々の命を守るため、地位も名もすてて立ちあがった田中正造の姿は、人間として生きる意味を教えてくれている。