シュメル人

講談社学術文庫
シュメルジン
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シュメル人
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内容紹介

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目次

はじめに
1 シュメルの父と息子――ウルナンシェ王の「奉納額」
ウルナンシェ王の「奉納額」/都市国家ラガシュ市/ウルナンシェ王の王碑文/奉納額の絵解き/家族の肖像/教育は人類不変の悩み
2 ラガシュ王奮戦記
二方面の宿敵/「正史」の始まり/初代王、第三代王の戦い/「エアンナトゥム王の戦勝碑」/ラガシュ最後の輝き
3 后妃のお葬式――シュメルの女性たち
葬儀は語る/シュメルの女性群像/后妃の結婚生活/后妃として母として/仇(かたき)の妻に弔われた前后妃
4 商人が往来する世界――シュメル人の交易活動
古代人の商売繁盛/ 瑠璃(るり)に魅せられて/銅は海からやってくる/ギルガメシュと「杉の森」/石油より大事なもの
5 星になったシュルギ王
帝王の佇まい/ウル第三王朝の最盛期/王の公務/神になったシュルギ王/戦いに明け暮れた後半生

あとがき
主要参考文献
主要図版引用文献
コラム 
「正統な後継者」/「油あふれる」ディルムン/シュメルのモナ・リザ/生きているシュメル語/文字と争いの起源/メルッハからの「砂金」/エブラ市の発見/中島敦と古代オリエント史/王の称号
学術文庫版あとがき
索引

製品情報

製品名 シュメル人
著者名 著:小林 登志子
発売日 2025年02月14日
価格 定価:1,408円(本体1,280円)
ISBN 978-4-06-538692-7
通巻番号 2856
判型 A6
ページ数 304ページ
シリーズ 講談社学術文庫
初出 本書は『五〇〇〇年前の日常 シュメル人たちの物語』(2007年2月刊行 新潮選書)を改題したものです。

著者紹介

著:小林 登志子(コバヤシ トシコ)

小林 登志子(こばやし としこ)
1949年千葉県生まれ。古代オリエント歴史学者。専門はシュメル学。立正大学講師、NHK学園講師を歴任。中央大学文学部史学科西洋史専攻卒業、同大学院修士課程西洋史専攻を修了。著書に『シュメル 人類最古の文明』『楔形文字がむすぶ古代オリエント都市の旅』『文明の誕生』『古代オリエントの神々』『古代メソポタミア全史』『古代オリエント全史』、共著に『古代メソポタミアの神々』『シュメル神話の世界』など。

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