世界一シンプルな進化論講義 生命・ヒト・生物――進化をめぐる6つの問い

ブルーバックス
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世界一シンプルな進化論講義 生命・ヒト・生物――進化をめぐる6つの問い
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内容紹介

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目次

まえがき

第1講義 進化とはなにか『種の起源』をめぐる冒険

『種の起源』はいかに受け入れられたのか
ダーウィニズムとネオダーウィニズム
進化は進歩ではない。『種の起源』前夜とそれ以降
獲得形質の遺伝は存在する
恐竜の絶滅とダーウィンの誤り

第2講義 自然淘汰とはなにか もっとも曲解されたダーウィンの主張

なぜ生物は進化するのか?
生存に不利な遺伝子が淘汰されない理由
性淘汰と自然淘汰の関係をみる
集団における自然淘汰の働き
生存闘争―地球の定員をめぐる闘い

第3講義 さまざまな生物から進化を考える

化石が証明した進化の道筋は偶然の結果なのか――ウマ
進化の多様性と異形の生物――タリーモンスター
角のあるなしを決めるオスの役割―糞虫
恐竜から鳥にどのように進化したのか――ミクロラプトル
アリの生存戦略と進化する細菌―ハキリアリ
進化の速度を決定するものとは―グッピー
種のいびつな繁栄と絶滅の相関―リョコウバト

第4講義 遺伝子からみた進化論 ヒトはいかに誕生したのか

「ヒトらしさを決める遺伝子」はいつ生まれたのか?
エピジェネティクス、親子の類似性はDNAだけではない
DNAの一致度98・7パーセントのチンパンジーとヒトの血縁度がゼロである理由
近親交配と進化の法則をめぐるジレンマ
私たちは先祖のほとんどからDNAを受け継いでいない!?

第5講義 さまざまな生命現象と進化論

全生物の「共通祖先」は「地球最初の生物」ではなかったかもしれない
「種」に寿命は存在するのか。その出現と絶滅率
宇宙に生物がいるとしたら、どんな形か考えてみると
生命40億年の進化をやり直しても人類は誕生するか
生物と無生物の境目とは。そこから見える不都合な未来

第6講義 ヒトをめぐる進化論

ミトコンドリア・イブは全人類の母ではなかった
生物のボディプランと進化の速度
進化論から考えるヒトの寿命を延ばす方法
意識とは何か? シミュレーション仮説に思うヒトの生
ヒトは進化に抗うことができるのか
サルからヒトへ。進化の「ミッシング・リンク」はなぜ見つからないのか

あとがき
さくいん

製品情報

製品名 世界一シンプルな進化論講義 生命・ヒト・生物――進化をめぐる6つの問い
著者名 著:更科 功
発売日 2025年01月23日
価格 定価:1,320円(本体1,200円)
ISBN 978-4-06-538292-9
通巻番号 2282
判型 新書
ページ数 304ページ
シリーズ ブルーバックス

著者紹介

著:更科 功(サラシナ イサオ)

1961年生まれ。武蔵野美術大学教授。東京大学大学院理学系研究科 博士課程修了。博士(理学)。専門は分子古生物学。科学書の執筆でも知られ『化石の分子生物学』(講談社現代新書)で科学出版賞を受賞。そのほかの著書に、『宇宙からいかにヒトは生まれたか 偶然と必然の138億年史』(新潮選書)、『絵でわかるカンブリア爆発』(講談社)、『爆発的進化論 1%の奇跡がヒトを作った』(新潮新書)、『絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか』(NHK出版新書)、『進化論はいかに進化したか』(新潮新書)、『若い読者に贈る美しい生物学講義 感動する生命のはなし』(ダイヤモンド社)、『禁断の進化史 人類は本当に「賢い」のか』(NHK出版新書)、『化石に眠るDNA 絶滅動物は復活するか』(中公新書)などがある。また、翻訳書に『進化の運命 孤独な宇宙の必然としての人間』(遠藤一佳共訳、講談社)、『カラー図解進化の教科書』全3巻 (石川牧子、国友良樹共訳、講談社ブルーバックス)がある。

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